サンジョウダイメ その2
炉壇が届きました
普及品本壁炉壇
ステンレス製聚楽壁色炉壇
建設工事の現場事務所で開封したので床が散らかっております
<m(__)m>
普及品本壁炉壇は金沢の興風園さんから購入しました
一昨日届いたばかりです
この炉壇を作っていた職人さんがリタイアされ、最後のひとつとのことでした
もうすこし遅かったら売り切れてました
聚楽壁の本炉壇はかなりお高いのですが、この炉壇は本炉壇の五分の一以下の価格でした
興風園さんとお茶の神様に感謝・感謝・感謝です
このふたつは三畳台目の台目切、向切、隅炉と八畳の本勝手四畳半切の炉に兼用で使います
三畳台目では、しばらくは本壁炉壇を使う予定ですが、本壁炉壇の重量が30キロありますので、老後はステンレス製に変更するつもりです
また、八畳の本勝手四畳半切の炉では、普段の稽古ではステンレス製を使い、茶会をする時は本壁炉壇にする予定です
ですから、四ヶ所の炉切工事は本壁炉壇に合わせて切ってもらいますが、本壁炉壇を取り外して、ステンレス製炉壇を設置できるよう細工してもらう予定です
なお、八畳の逆勝手四畳半切の炉は稽古にしか使わないでしょうからステンレス製用の炉切工事しかしない予定です
上の画像はステンレス製大炉用炉壇です
これも淡交社から購入しました
これは六畳の逆勝手四畳半切の炉に使います
ここも大炉の稽古にしか使わないでしょうからステンレス製大炉用の炉切工事しかしない予定です
大炉の本炉壇は聚楽土に墨を混ぜた鼠土で灰色に仕上がっているとのことですので、この大炉も灰色です
三畳台目には台目切中柱のほか、欲張って向切や隅炉の炉を設置できるようにしました
中柱のある茶室に向切や隅炉は邪道かと思いましたが、小堀遠州好みの転合庵が本勝手二畳台目向切中柱下座床ですし、松平不昧好みの管田庵が本勝手一畳台目中板隅炉中柱上座床とありましたので、大丈夫なのではないでしょうか
八畳でも台目切、向切、隅炉の稽古ができるよう炉切工事をしてもらおうと思いましたが、風炉先や屏風を使って、うまく小間の囲いを作れば、八炉の稽古ができることに気が付きましたので、それは止めにしました
本勝手二畳台目切
逆勝手二畳台目切
本勝手二畳向切
逆勝手二畳向切
本勝手二畳隅炉
逆勝手二畳隅炉
本勝手四畳半切
逆勝手四畳半切
これで八炉の稽古ができると思っているのですが・・・
四畳半切では回り茶道口と突っ込み茶道口の稽古も・・・
つづく
茶道稽古のお菓子 10月10日~10月13日
主菓子 山土産 行松旭松堂製
干菓子 菊 菊の葉 行松旭松堂製
茶道稽古の花 10月10日~10月13日
花 杜鵑 野茨
花入 竹一重切 司由庵造
丁酉歳神無月 中置にて
床 昭隠和尚筆 消息
十月は人恋しくなるからでしょうか 茶席では消息(手紙)を軸装にしたものが好まれます
昭隠和尚は大徳寺聚光院の住職をされた方です
中置 小板
釜 雲龍 浄清造
風炉 紅鉢 宗萌造
水指 三島手細
中置 大板
中置 五行棚
五行棚は裏千家十一代家元玄々斎宗匠が好んだ棚で陰陽五行説に因み、天板・地板の木、風炉中の炭の火、土風炉の土、釜の金、釜の中の水で木火土金水全てが棚の中にあります
五行棚の天板と地板は焼杉で柱は白竹の三本柱で客付は二節、勝手付は三節、向うが一節になっています 客付の陽に偶数の陰、勝手付・向う(北)の陰に奇数の陽なのでしょうか
向うがなぜ北なのかというと、その昔、安定した光のもとで道具を拝見するために床は北向きで窓が無く、明りは出入口の障子越しの明りだけだったそうです それが利休居士によって床は南向きになり、窓が開けられ、光の変化を取り入れたとされています つまり、亭主は北を向いて点前をすることになり、亭主の向うが北になるからです
ヤネカンセイ
9月1日の上棟式から1ヶ月、屋根が完成しました
屋根瓦は小松瓦です
小松瓦は瓦の表面のみならず裏面まで釉薬が施され、耐久性に優れているとのことです
石川県は降水量が多く、海に面していますので、耐水性、耐塩害性のある小松瓦は最適です
父親こだわりの銀鼠一文字です
玄関はガルバニューム鋼板葺きです
色は瓦に合わせました
設計士の岡本先生提案の段葺き、継目入りです
雪止めも目立たないものにして、設置も最小限にしてもらいました
予算の関係で銅板からガルバニュームに変更になりましたが銅板に雪止めを施すと不恰好になっていたとのことです
いい感じです
岡本先生に感謝・感謝・感謝です
岡本先生の設計事務所の旗が引っ越していました
2回目の引っ越しです(^o^)
サンジョウダイメ その1
上棟式から半月経ちました
いよいよ三畳台目の建方開始です
置いてある石は茶室軒の柱の駒石です
建て方一日目
柱が建ち、屋根が半分現れました
建て方二日目
軒の柱が駒石に乗り、足場が設置されました
建て方三日目
腰掛待合側の屋根が現れました
腰掛待合への軒も着々と進んでおります
建て方五日目
茶室の屋根の全貌がほぼ現れました
建て方十日目
三畳台目の屋根完成です
屋根は予算の関係で銅板からガルバニュームに変更になりましたが、いい感じです(^o^)丿
足場が撤去され、内露地の塀の基礎が打たれました
転がっている石は駒石にならなかった石達です(*_*)
つづく