戊戌歳社中初茶会
平成30年1月7、8、21日に社中の初茶会を右奥の四畳半の茶室で行ないました
生徒さんたちは茶室を左に見ながら玄関へと進みます
左に曲がって玄関に
生徒さんから頂いた置物とお酒です
戌置物 谷口勇 造
2018純米大吟醸 八鹿酒造 造
私ら夫婦の代わりに二匹でお出迎えです
待合です
床 二木紫石画 獅子舞図
腰掛待合
蹲
茶室 (一応)又隠写し
にじり口から その1
にじり口から その2
床 淡々斎筆 乾坤只一聲
今年のお勅題が「語」ですので
釜 萬代屋 角谷与斎 造
炉縁 十二干支蒔絵 谷口博山 造
棚 紹鴎
料紙、唐木盆
羽箒 野雁
香合 雲華狗 山崎宗元 造
棗 住吉蒔絵大棗 谷口博山 造
裏千家では春慶塗で白の鳥の子張りで紹鴎緞子の裂地を縁に廻した引き違いの戸の付いた紹鴎棚を使いますが、これは総糸目になっておりますので石州流のようです
買ってしまってから気づきました 汗顔の至りです まだまだ勉強が足りません
また天板には料紙文庫、硯箱など荘りますが、ないので急場しのぎです
汁 真塗
白味噌 高野豆腐 落し辛子
向付 織部松形菊絵
平目昆布〆 山葵
平目の切り身を酒と醤油の漬け汁に浸し、昆布で一日締めました
椀 一富士二鷹三茄子蒔絵
帆立かわはぎ真蒸 此花金時人参 絹さや 松葉柚子
前日に帆立とカワハギの切り身をフードプロセッサにかけ、塩、卵の白身、酒を加え、程よい固さになるまでフードプロセッサにかけて、ラップに包み、蒸し器で蒸しました
その真蒸種を吸い汁に入れ、温め、金時人参、絹さや、柚子をあしらいました
ただ煮物椀の写真を撮るのを忘れてしまいましたので、あくる日に作った画像です
真蒸まで作る気力がなくて餅で代用しました あしからず
焼物 萩手付 松月 造
トラウトサーモン利休焼
トラウトサーモンに塩、酒を振りかけ、グリルで焼いて、焼き上がる直前に白味噌、白胡麻ペーストを混ぜ合わせ、味醂で適度に柔らかくした付け味噌を塗り、黒胡麻をかけました
八寸 木地杉
牡蠣西京漬 蒸し百合根
蒸した牡蠣を西京味噌を酒と味醂でのばしたものに一日漬け込んで軽く炙りました
百合根は塩を振りかけ、半透明になるまで蒸し上げました
香物 伊賀写し 三谷弘武 造
沢庵 奈良漬
菓子 花びら餅 行松旭松堂製
器 真塗
花 毛利呼子鳥 こおり柳
花入 淡々斎作 竹一重切 銘 好日
くどいようですが、今年のお勅題が「語」ですので
茶入 瀬戸 模鑓の鞘 佐治光寿 造
仕覆 金剛金襴
水指 美濃瀬戸 加藤弥右衛門 造
本来は砂張の平水指ですが、ないので得意の代用です
干菓子 干支煎餅 初占い
器 丸盆干支絵 谷口博山 造
器は加賀市山中の蒔絵師の谷口さんから頂戴しました
谷口さんにはいつもお世話になっております
今回は谷口さんへの日頃の感謝と敬意を込めて炉縁・棗・干菓子器で三博山にさせて頂きました