茶道稽古の花 9月24日、26日、27日、28日

花  秋海棠 沢桔梗

花入 竹一重切       司由庵造

 

花  田村草

花入 萩

 

あざみによく似ていますが、アザミのように棘がなく、薊より小さくて、とても可憐な花です。

木曜日に知り合いの美人さんから頂戴しました

木曜と金曜の生徒さんはめずらしい花を見ることができてラッキーでした

べっぴんさんにかんしゃ・カンシャ・感謝です

 

 

 

茶道稽古のお菓子 9月24日、26日、27日、28日

菓子  栗餅 椎茸含め煮と菓子昆布 水菓子(梨)

 

今週は9月最終週の稽古なので自家製のお菓子です

 

伊勢の赤福さんでは伊勢神宮で朔日参りを終えた方々のために毎月一日の日に朔日餅をお作りになっているそうです

10月1日は栗餅です

その栗餅を真似て作ってみました

こしあんにすり鉢で擂った栗の甘露煮を練り込み、蒸した道明寺粉で包み、栗の甘露煮をあしらいました

味は到底、赤福さんには及びもしませんが、伊勢名物のひとつを生徒さんに知ってもらいたくて作ってみました

 

椎茸含め煮は干し椎茸を戻し、戻し汁に砂糖、味醂、醤油を加えて、煮含めました

菓子昆布は昆布をしばらく酢に漬け、ひたひたの水に砂糖と塩少々を加え、水気がなくなるまで火にかけました

利休居士時代のお菓子を想像しながら再現してみました

 

 

戊戌歳夕去りの茶事

9月22日(土)、23日(日)に夕去りの茶事を行いました

22日は茶友を招いて、23日は生徒との稽古茶事です

 

 この日は午後5時50分が日の入り時間でしたので、席入りは午後3時30分でご案内しました 

 

待合 

床   秀順筆 秋月 空やすむ 月やこぞふる 秋とへば いつよりあかぞ

           照りまさむらむ

 莨盆 櫛型

 火入 竹文 松月造

 

秀順は小松天満宮の九代宮司をされた方です

   

腰掛待合

 

夕去りの茶事は初座に花を活けます

簾を外した陽の茶席に陰の花を入れることで陰陽の和合が図られるそうです

 

 花  秋海棠

 花入 摸伊賀  半翠造

 

半翠は石川県の魯山人といわれる方で茶道、華道、陶芸、書画に功績を残された小松市の数寄者です

 

 釜   車軸      寒雉造

 風炉  紅鉢      元洋造

 仕付棚 仙叟好 釘箱 

 香合  黒柿鈴     楳堂造

 薄茶器 大棗住吉蒔絵  博山造

  

 飯  真塗

    一文字

 汁  真塗

    合せ味噌 汲出し湯葉 生麩 辛子

 向付 楽瓢形

    平目昆布〆 山葵 加減醤油

 

 椀  海老に笹蒔絵

    海老とカワハギの真薯 松茸 松葉酢橘 結び三つ葉

 

 焼物 萩手付         玉村松月造

    キングサーモン幽庵焼

 

 八寸 木地杉

    魳紹興酒風味 プチトマト煮浸し

 

プチトマトの煮浸しが意外においしかったみたいです

夕陽をイメージして欲しかっただけなのですが・・・

 

 主菓子 十六夜  行松旭松堂製

 

前日の22日は栗きんとんにしました 

 

床 淡々斎筆 乾坤只一声

 

干菓子 芋の子 芋の葉            行松旭松堂製

器   小松天満宮菅公千百年大萬燈祭記念品

 

 

会記

平成三十年九月二十二日(土)、二十三日(日) 

夕去り茶事

          於  能美市大成町 新司由庵

          主  西田宗篤 西田宗縁

 

 

 待合

床   秀順筆 短冊 秋月 空やすむ 月やこぞふる 秋とへば

                                                いつよりあかぞ 照りまさるらむ

 汲出 九谷雲鶴                 光仙造

 香煎 香煎

 莨盆 櫛型

 火入 竹文                   松月造

 

 腰掛待合

 莨盆 黒檀

 火入 銅細工

 

 本席

 花  秋海棠

 花入 摸伊賀                  半翠造

 

懐石

 汁  真塗

    合せ味噌 汲出し湯葉 生麩 辛子

 向付 楽瓢形

    平目昆布〆 山葵 加減醤油

 椀  海老に笹蒔絵

    海老とカワハギの真薯 松茸 松葉酢橘 結び三つ葉

 焼物 萩手付                玉村松月造

    キンングサーモン幽庵焼

 吸物 真塗会津

    松の実

 八寸 木地杉

    魳紹興酒風味 プチトマト煮浸し

 香物 伊賀写し                  弘武造

    沢庵 瓜糠味噌

 酒器 燗なべ

 引盃 利休好 朱

 盃台 真塗

 

 初炭

 釜  車軸                十二代寒雉造

 風炉 雲華紅鉢                 元洋造

 仕付棚 仙叟好 釘箱

 炭斗  唐物写し

 香合  黒柿鈴                   楳堂造

 羽箒 鴻ノ鳥 

 釜鐶 松葉象嵌                 敬典造

 火箸 鼓                    明珍造

 灰器 雲華炮烙                 宗元造

 灰匙 利休形                 清五郎造

 菓子  栗きんとん(二十二日)      行松旭松堂製

     十六夜(二十三日)        行松旭松堂製

 器   真塗

 

 濃茶

床  淡々斎筆 乾坤只一聲

 水指 備前                    和造

 茶入 瀬戸 鵬雲斎大宗匠箱 銘松籟

 仕覆 角龍金襴

 茶杓 淡々斎作 銘籬の露

 茶碗 大樋黒 鵬雲斎大宗匠箱 銘瑞雲    長左衛門造

 蓋置 竹一双の内 喝堂和尚在判

 建水 木地曲

 濃茶 坐忘斎家元好 千里の昔       山政小山園詰

 

 続き薄茶

 薄茶器 住吉蒔絵大棗              博山造

 茶碗  粟田 月に芒絵             浩人造

 薄茶  坐忘斎家元好 悠和の白      山政小山園詰

 干菓子 芋の子 芋の葉          行松旭松堂製

 器   小松天満宮菅公千百年大萬燈祭記念品

  莨盆 鵬雲斎好写 桐銀杏透し         幸春造

  火入 赤絵南京風三友             哲爾造

  莨入 独楽

  煙管 銀杏透し

  竹檠

  手燭

                          以上